文化勲章に輝いた名女優・山田五十鈴

長い歴史を持つ日本の映画。

そんな邦画史の中でも初めて文化勲章を授与されたのが、
女優「山田五十鈴」です。

文化勲章に輝き、名女優として多くの人に愛された彼女は、2012年7月9日、惜しまれながら人生を終えました。

享年95歳。

山田五十鈴は11歳で清元の名取となり、翌々年に太秦撮影所からデビュー。

長い女優人生を送った山田五十鈴のデビュー作は、当時人気絶頂だった大河内伝次郎を相手役にした「
剣を越えて」です。

デビュー当時の山田五十鈴は、まだ13歳。

しかし早熟な身体と、日本的な瓜実顔(うりざねがお)の美少女と言うことで、
彼女はすぐに引っ張りだこの女優になりました。

少女期の出演作品の多くは時代劇の娘役であり、

有名な伊藤大輔・マキノ正博・伊丹万作等の作品にも出演して1年間でなんと15作も撮りました。

やがて山田五十鈴は永田雅一が率いている第一映画へ移りますが、活躍は衰えません。

溝口健二監督の「浪華悲歌(なにわエレジー)」や「祇園の姉妹」などの傑作に続けて主演し、
本格的に女優としての才能を開花させました。

その後上京して東宝に所属。

鶴八鶴次郎/a>」、「樋口一葉 」、「その前夜」などに出演する他、メロドラマである「新妻鏡」や、時代劇「新編丹下左膳シリーズ」、「蛇姫様前後編」などにも出演し、目を見張る活躍をします。

そしてファンならば長谷川一夫とのコンビも忘れることは出来ません。

「昨日消えた男」、「待っていた男」、「婦系図前後編」、「伊那の勘太郎」は、
多くのファンを魅了しました。

やがて彼女は長谷川一夫と新演技座を結成して舞台でも活躍することになります。

円熟期にあたる敗戦後は、「女ひとり大地を行く」などの左翼邦画にも出演する一方、「現代人」、
「青銅の基督」、「たけくらべ」「母子像」、「愛のお荷物 」などに出演。



この他「流れる」、「蜘蛛巣城 」、「どん底 」、「猫と庄造と二人のをんな」、「香華」、「女紋」、「たぬき」、「淀どの日記」など、その出演作品は数え上げればきりがないほどです。



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